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「小さな恋のものがたり」漫画家みつはしちかこの片思いとは? [人物]


「小さな恋のものがたり」は累計2000万部以上を売り上げた漫画家みつはしちかこの代表作。主人公チッチとサリーの片思いのストーリーの元となったのは、みつはしさん自身の高校時代の片思いの実体験だ。

片思いのお相手は同じ放送劇部の男の子。彼は俳優を、みつはしさんは脚本を担当した。みつはしさんのその想いを綴ったものがたりは「スルメ君」と名づけられた。当時からお互いユーモアのある仕事に就こうと励まし合っていたという。

「小さな恋のものがたり」の元となった「スルメ君」。みつはしさんは作品を出版社に売り込みに行く前に彼に見せた所、チャップリンのペーソス、ユーモアがあると言われたそうだ。残念ながら、スルメ君との恋は文字通り片思いに終わったそうだが。

そんなスルメ君への想いはそのままチッチに受け継がれ、サリーへと注がれた。作品の締め切りが迫ると精神が強い女の子チッチが私の所に来てくれる、チッチは夢と希望と勇気を携え、私の中に長年住んでいると話すみつはしさん。

チッチの片思いはサリーが破れた傘を貸してくれた所から始まる。ヒーローやヒロインものが流行だった1962年当時、このストーリーはちょっと珍しかったという。

恋に焦がれていた時代に書かれた作品で、読者はチッチが自分自身だと思って人気になったのだろう。読み手は主人公と一体化し、共感すると担当編集者は話す。


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青春時代のきらきらとした思い出を振り返り、その中から種を拾って紡ぎ出してきたと話すみつはしさん。そして50年以上続けた連載は昨年終了した。

ものがたりの最後は、サリーがスウェーデンへ留学して物理を学びたいという告白で、エンディングへと向かう。

二人が別れる設定とした事について、チッチとサリーは、それぞれ夢を探しながら未来に向かって歩んで行くという終わり方にしたとみつはしさん。

夢を追いかけ旅立ったサリーに、ちっちは “思いっきり自由に羽ばたいて!私は大丈夫だから”と見送るシーンで物語は幕を閉じる。

チッチの言葉には、大人になっても誰もが心のどこかに持っている想いが込められている。これまでも多くの人に勇気と夢を与えてきたように、チッチはこれからも私たちを励ましてくれるに違いない。

懐かしい高校時代、誰しも片思いの思い出はあるだろう。今夜は胸キュンだったあの頃に戻ってみたい、夢の中ででも。


小さな恋のものがたり第43集


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