松本幸四郎『ラマンチャの男』3年ぶりの公演。感動的なその台詞とは? [人物]
松本幸四郎『ラマンチャの男』が3年ぶりに上演される。
『ラ・マンチャの男』は、スペインの作家ミゲール・デ・セルバンテスの「英知あふれる郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」を原作としたミュージカル。松本幸四郎は1970年にニューヨーク ブロードウェイで英語で主演して以来、46年間演じ続けている。2008年には記念すべき1000回を迎えた。
多くのファンを持つ『ラマンチャの男』、松本幸四郎の台詞の中に“いちばん憎むべき狂気とは、あるがままの人生に折り合いをつけて、あるべき姿のために戦わないことだ”というのがある。人生の帰路に立った時、このせりふが背中を押してくれたという方も少なくない。
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確かにこの台詞、胸に刺さる。果たして自分はそのように生きているだろうか。多くに折り合いを付けているのではないか。松本幸四郎自身「普段は皆折り合いを付けて生きている」と話す。
役者は悲しいから歌い、苦しいから踊り、観客は同じ想いに共感を覚える。
役者は観る者に感動を与え、明日もがんばろうと思ってもらうのが使命だと話す。
大仏様の前で演じた歌舞伎の演目「勧進帳」1000回記念公演。「俳優は感動と勇気を与えられる素晴らしい仕事だ」と後ろの大仏様の声が聞こえたという。
「今、この瞬間を愛しみ、大事に生きる事が大切だ」という松本幸四郎の言葉が心にしみた。
私ももう一度、足を止め、その事に心してみようと思う。
「ラマンチャの男」公演は9月2日(水)から21日(月・祝)まで大阪・シアターBRAVA!で、10月4日(日)から27日(火)まで東京・帝国劇場。
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