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まんだらけ万引き事件 個人情報はどこまで守られるべきか [生活]

【ニュース】2014/8/12
 中野サンプラザにあるまんだらけは古い玩具や漫画などその筋の人にはたまらないアイテムが揃うことで人気の店だ。私がお会いした来日俳優たちからも話題に上がるほど、海外にも知られる有名店だ。

 そのまんだらけから8月4日に「鉄人28号」の人形(販売価格:25万円)が万引きされるという事件が起こり、まんだらけは12日24時まで返却をしなければ公開中の防犯カメラに映った映像のモザイクを外し、全面公開すると発表し話題となった。結局警視庁の要請でモザイクを外した映像の公開は中止となったが、12日中各局で報道され、いくつかの局は街頭インタビューを実施していた。

 話題は顔の公開が違法かどうか?、道義的にはどうか?という問題。これには法律家などの専門家の中でも意見が分かれる所だった。私が目にしたインタビューでの答えはと言えば、概して中高年は公開に賛成。若い女性は「公開はちょっと」という否定的意見が多かったかに思う。また警察の対処に対するまんだらけ側の何らかの思惑があるのではないかとの憶測も出ていた。

 そこで考えてみたのだが、日本は被害者に厳しく、加害者に甘い傾向にあるのではないか。ここのところ女性が殺されるという事件も多発しているが、そのような場合にも被害者の名前、写真は真っ先に報道される。それに対して、加害者は逮捕され誤送される場合にも顔は布に覆われ、しばらくは顔写真さえ報道されないことがある。勿論犯人と断定するには現行犯でもなければ、裁判などを経なければならないのかもしれないがどうも首を傾げたくなる。

 確かにまんだらけ事件の犯人映像が必ず真犯人だと断定できるのかという問題もあるが、まんだらけ側もその映像の人物が真犯人だと確信があるのだろう。12日24時の期限が切れるとネット上では「警視庁が顔写真公開中止を要請」と「まんだらけ警視庁の要請を受け入れ公開中止」の報道が流れた。しかし「鉄人28号」人形が返却されたという報道は未だ見かけない。この件の真相は朝の報道番組まで待つしかないのだろうが、いよいよ個人情報や情報公開の線引きが難しくなりそうだ。

 実は個人情報について、ちょっと不思議な経験をした。ある時公立図書館で本を借りようとしたのだが、生憎その本は貸し出し中だった。そこで私は「いつ返却予定ですか?」と尋ねた。すると貸出しの係が「それは個人情報なのでお教えできません」と言う。私は誰が借りたかと訊いた訳ではないのだが、「本に個人情報ですか」という想いはぐっと飲み込んだ。あなたならどのように思うだろう?



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