俳優めざしオーディションに勝ち抜く方法は? [映画・ドラマ]
【ワイドナショー】2014/8/10
スポンサードリンク
話題は今や女優の登竜門的な存在「国民的美少女コンテスト」。主催者はオスカープロモーションで、歴代の受賞者米倉涼子や上戸彩、武井咲など事務所に所属し、人気女優として映画やドラマなどで活躍している。番組では受賞当時の映像を見ながら、選ぶ人たちは「この子は将来売れる」と見極める目を持っている「目効き」だという話になった。またコンテストやオーディションを受けた際に、既に出来上がった人は選ばれない傾向にあると、実際にオーディションを受けた経験がある藤本美貴は話す。
出演した園子温監督は吉高由里子(「紀子の食卓」)、満島ひかり(「愛のむきだし」)、二階堂ふみ(「ヒミズ」)らを見いだしたことでも知られる。監督は演技の勉強もしていない吉高由里子を選んだ理由について、やはり「ピンときた」と話している。オーディションに遅れて来た上、プロフィールも白紙、一体この子はやる気があるのかとも思ったそうだが起用し、彼女は18歳で映画デビューを果たした。今や立派に日本を代表する女優となった吉高由里子は現在NHKの朝の連続ドラマ「花子とアン」で主演している。
実は私は長い間広告界で仕事をしていた。その主な仕事の中にキャスティングがある。企業CMの出演者のオーディションをして、企業に提案する仕事だ。最も長い間携わったのがジャパンエアシステム(JAS)の夏を含む各シーズンキャンペーンや客室乗務員役を使った企業キャンペーン。オーディションには新人や私自身がスカウトした素人に参加してもらった。参加数は一回のオーディションで書類選考から数えると数千人に登る。勿論最終的には企業側に決定権があるのだが、ある程度絞るには目も鼻も利かせる。園子温監督が言っているように、確かに「ピンとくる」瞬間がある。
当時様々なオーディションに参加してもらった人は数知れないが、「ピンときた」人の多くは今や日本を代表する俳優になっている。鈴木京香は当時宮城県の高校生で、私のオーディションが始めてだった。また番組でも話題となった米倉涼子も制服でオーディション会場に遅れて飛び込んできた。その他多くの人たちがデビューして活躍しているが、確かにそれぞれが「他とは違う何か」を持っていた。また吉高由里子は取材でお会いしたが、やはり他の人とは全く違うものを感じた。他の人には変えられないその人だけが持つ魅力とでも言っておこう。
俳優になりたくて小さい頃から一生懸命演技の勉強をしている人も多くいる。だが、演技力がある人がオーディションに受かるとは限らない。モデルから見いだされて俳優になって行く人も多い。それは「運」と「タイミング」もあるが、「他とは違うなにか」を持っていることは確かだろう。勿論そのオーディションに落ちた場合には、自分がその役に合わなかっただけと考え、さらに次の機会に向けて気持ちを切り替えることも大事だ。夢に向かっている人々に多くのチャンスが与えられることを願っている。
【参考】*記事中でご紹介した作品
<上野まり子運営サイト>
WEB
M上野まり子の視点
WEB
M上野まり子の視点
本サイトで掲載されている記事、写真の無断使用・無断複製を禁止いたします。
Copyright 2014 OFFICE MARIKO. All Rights Reserved.
スポンサードリンク
コメント 0